2011年09月17日

もりのがっこう in 南会津

震災の影響で,一時は開催さえも危ぶまれた
樹恩ネットワーク主催,森林の楽校(もりのがっこう)in 南会津に
アテクシも,福大生と一緒に実行委員として行ってきました.

日程は当初の2泊3日から日帰りと大幅短縮,
参加者も20人弱と小規模でしたが,
内容充実の本当に素晴らしいイベントとなりました.

まずは朝8時に金谷川駅に集合.
松川インターから高速に乗り,南会津町へ.

行きのバスでは,本当だったら,1泊目の夜にやるはずだった
勉強会を強行.

この日のために,今年の年明けから
福大生協の学生員や環境保護サークルの子が定期的に集まって
日本の森林問題や国産割り箸について勉強して来ました.
この勉強会にはアテクシも参加して,ちょびっと報告をしました.

内容の濃い,良い勉強会でしたが
会津の山道で文字が沢山のレジュメを見て酔ってしまった……へろへろ.

さて.最初は,NPO法人あたご共同作業所へ.

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ここはさまざまな障害を持つ人たちが職業訓練をする通所施設です.
作業のひとつに,
会津の森林の間伐材を使った割り箸製作があり
ここで造られた割り箸が,福大の学食などで使われています.

施設の見学をしたり箸作り体験をしたり

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お昼は,みんなで会津の郷土料理である「しんごろう」や「そばだんご」を作ったり
施設の畑で採れた野菜を使った料理を作って,庭にレジャーシートを敷いて食べました.

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もりのがっこう参加者と,施設に通う方が向かい合わせで座って
いろいろと話をしながら食べました.

私の向かいに座った人は,知的障害を持っている若いお兄ちゃんでした.
まだ20歳そこそこにしか見えなかったのですが
既婚者で,もう少しで2歳になる娘のパパだそうです.

娘は賢い,ごはんを食べるときに「いただきます」と言う
自分のコップを自分で持ってこれる,と
誇らしげに言う姿に,なんだかじーんとしました.

そして,この作業所で働くことが本当に楽しい,
家でじっとしているよりずっといいと嬉しそうに話してくれました.

余談ですが,私の隣で一緒に話を聞いていた環境サークルの男の子は
いろいろと思うことがあったようで,
この後,何かと彼との会話について話題に出していました.

お昼の後は,この作業所近くにある「如活さまの森」で間伐体験.
ここで伐採した間伐材が割り箸になるのです.

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お箸作りの体験のような,「ちょっとした」ものかなーと思ったら甘かった.
この後,作業のために携帯を置いていったので撮影はしてないのですが

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最後に撮ったヘルメットのほか,のこぎり,ロープなどが手渡され
役場の森林部門の職員の方や林業家の方の指導の下,伐採作業.
周囲の人にぶつかるといけないので,数人単位で班を作り
各班にひとりの指導者が付いて,かなり広いエリアに分かれて作業となりました.

直径が10〜15cmの細い木といえ,鈍りきった身体にとっては重労働.
根本を切り離しても,隣の木や,くぼみに引っかかってしまうこともあり
そのときはロープを引っ掛けて数人で引っ張り倒す.
そして,倒した木をさらに2mくらいの長さに切り分けて
運びやすいように山道の横に積む.
ほんの2時間程度の作業でしたが,汗びっしょりでくたくたになりました.

作業が終わって,片づけをしていたら野性の猿の群れが.
大きなボス猿(多分)からちっちゃな赤ちゃん猿まで10頭以上.

びっくりした.
そして会津の森林の豊かさを改めて感じました.

帰りのバスでも,勉強会の続きがあったけどみんなZzz....

そして!やっぱり最後はこれ!!

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引率で来てくれた福大の先生のイキツケらしいのですが
ブティックの中にあるこじゃれたカフェで
作業でドロドロになった私達はあまりにも場違い…….

センセー,TPOってもんを考えてくれー.

料理は,どれも美味しくて,おなかいっぱい,みんな大満足でした.

ところで,今回のイベントには1年生の参加者も5人ほど居たんですが
先生が「見なかったことにするから」と言ってくれたにも関わらず

1年生だけじゃなく,殆どの学生がソフトドリンクばかり飲んでました.
かろうじて1杯目はカルアミルクとか,カシスソーダのような甘系カクテルを飲んでた子も
2杯目以降はウーロン茶とかジンジャエール.

先生と,3年の男の子と私だけがビール.
むー.若者のアルコール離れは本当なのかもしれません.

もっとも,私もビールが美味しいと思ったのは30歳近くなってからだからなぁ.

本当に本当に,楽しくて,勉強になって,充実した一日ですが
最後の最後にグサっときた一言が.

調子に乗って,彼氏自慢,オノロケを始めた1年の女の子.
もう結婚したいくらい大好きーなんて,可愛いわねぇと微笑ましく聞いてたけど.

「でも,子供は産みません.だって,どんな子が産まれるか分からないでしょ?
 そしたら子供にも旦那さんにもうちの両親や旦那さんの両親にも申し訳ないもの」

って.

その子の実家は1号機から5kmのところにあって.

私も10代の頃は,自分が子供を産むなんて想像もつかなかったし
きっと,今,自分が彼女の歳だったらあんなふうに言ったと思う.

だけど,彼女のお母さんでもおかしくない歳の今,すごく,こたえた.
そして彼女に対して,何も言えなかった.
18歳やそこらの子にこんなことを言わせてしまう今の状況って,どうよ?

ふう.

今日のイベントが,今回1回きりのものになりませんように.
来年も再来年も続いて,もっともっと内容の濃い,素晴らしいものになりますように.
posted by さきちゃん at 23:00| Comment(0) | 郡山生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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